移住のお手伝い始めます

あけましておめでとうございます、2019年最初のブログ投稿です。
2019年は、平成最後の年になりますが、今年はどんな年になるのでしょうか?
干支は亥、大河ドラマは「いだてん」、なんだか速そうな雰囲気が出ていますね。
速いといえば、IT技術の進展で、世の中が変化するスピードは年々、増していますが、一方で、日本の少子高齢化もとんでもないスピードで進行しているようです。

少子高齢化対策は移住がカギ?

見たことある人も多いと思いますが、これは日本の将来人口を予測したものです。


(出典)2015年までは総務省「国勢調査」(年齢不詳人口を除く)、2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)

東京では、そこらじゅうに子供も人もいるので直視していませんでしたが、2060年には14歳以下の人口が今の半分になって、働き世代も40%減っていて、半分近くが65歳以上というすごい世界になっています。とは言っても予測だし、当てにならないよ。と思いたくなりますが、どうやらこの予測値は、あらゆる統計予測の中でもかなり精度の高いものだそうです。なってこった。。。

そうならないために、政府は地方創生や少子化対策などを声高に謳っているのですが、一番の薬は、日本一出生率が低く、人口過密状態で子育てしにくい東京へ地方から若者を吸い寄せている状態をいち早く脱出するかにかかっていると有識者の方々は仰っています。

地域おこし協力隊という制度も、いかに人を都会から地方に移すかを目指したものですが、知ってか知らずか、私はその施策に乗っかったような感じであるわけです。

ちなみに、日本が置かれている事態について興味ある人は、「地方創生カレッジ」という無料eラーニングサイトで、「里山資本主義」の作者として有名な藻谷浩介さんによる「「地方消滅」の真相と「地方創生」のあり方」という講義でとても分かり易く学べますので、ご覧になってみてください。

移住前にやるべきこと

南国奄美も冬は囲炉裏を囲んで温まるのが最高!って意外...

この流れで「移住おススメです!」と行きたいところなんですが、移住した一個人の意見では、「見極めてからの移住」が理想だなと思います。

当たり前だろ!って言われそうですが、移住先のことをよく知らずに移住している人の方が多いような気がします。

自然に囲まれた環境、温かい人にゆったりとした時間。田舎暮らしは素晴らしいものですが、万人にマッチする移住先はないと思います。できれば、自分に合った移住先を選ぶのが理想だと思います。

私自身、何年も奄美に通っていたので、ある程度理解していたつもりでしたが、住んでみて初めて知ったことだらけ、リサーチ不足でした。そんな経験も踏まえて、私が移住前にやっておくことをお勧めするポイントは4つです。

将来推計人口をチェック

将来推計人口は、RESASという政府が作ったシステムで誰でもチェックできますし、ネットで「消滅可能性都市」とググれば、全自治体の将来予測が見れます。希望する移住先がどんな状況かを見るだけで、行政の取り組みや、将来、自分の家族にどんな可能性があるのかを予測するヒントになりますし、さらに踏み込んで知ろうとするきっかけになります。

1年以上は、通う

やはり、現地に通うことは欠かせません。1、2回ではなく、1年以上かけて、いろんな季節に行くことをお勧めします。季節によっては、理想の暮らしぶりと違うことがあるので、そんな状況でも自分が住みたいと思うかを見極める機会になります。

文化、生活習慣、慣習を知る(できれば体験)

「郷に入っては郷に従え」と言いますが、言い得て妙だなと。郷土愛を持っている方は多いですし、伝統は大切にされています。その地のことを理解し、馴染もうとすれば、受け入れられ易いですが、住んでから気付いて馴染めなかったでは不幸ですし、事前に理解して「郷に従えるか」の結論を出しておいた方が無難です。

相談できる知り合いを作る

やはり相談できる知人は必要です。住む場所や仕事、そういった生活の基盤になるものは、ネットでは十分に集まらないですし、人づてで情報が回ってくることが奄美の場合は多いので、知人がいることはとても大きなポイントだと思います。

移住する前は舞い上がっているので、悪い情報も良い方に捉えがちです。

住んで、冷静になってから「あれ?」って思っても遅いので、事前準備をしておくことで、より楽しい移住生活が待っていると思います。

E’more秋名でやりたいこと

GAMA屋のチラシを作りました

私にとって、秋名は本当に居心地が良い場所です。ただ、地域おこし協力隊の募集要項で住む集落が決まっていたので軽い気持ちで来てしまったという、単に運のよかったパターンで、移住準備としては、悪い例だと思います。

これまで色々な移住パターンを見てきて、出来ればミスマッチを防ぎたいというのが率直に思うところで、そんなお手伝いをE’more秋名の活動を通してやっていきたいと思っています。

その一環として、シマ宿「GAMA屋」に泊って頂いた方で、希望者には無料で「移住相談」をお受けします。

移住ってどんなもんなの?ってところからでも良いですし、検討の段階は問いません。

奄美、秋名での暮らしをお伝えして、少しでも知って頂くことで、移住を検討される方のお手伝いができればなと思います。

Webサイトでも移住相談コーナーを立ち上げていく予定ですので、その時は改めてご案内します。

まずは交流の一環として、お気軽にご活用ください。

それでは、またんきゃ!

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