E’more秋名が全国優良事例に選定!
2023年になったと思えばもう3週間が経とうとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年の出来事になりますが、ちょうど1ヶ月ほど前、首相官邸にとある表彰の交流会で岸田首相と面会する機会をいただきました!
これは、農林水産省が主催する「第9回ディスカバー農山漁村(むら)の宝」という事業で全国600件以上の応募の中から、優良事例39事例(団体及び個人)の一つに、E’more秋名も選ばれ、選定証授与式と交流会が12月に首相官邸で執り行われたもの。
<ディスカバー農山漁村の宝>
https://www.discovermuranotakara.com/
この事業は、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、該当する取り組みに対して、民間から選ばれた委員による有識者懇談会で審査し優良事例を選定、さらには選定された優良事例の中からグランプリや優秀賞などを選定する企画です。
<対象となる取り組み>
①美しく伝統ある農山漁村の次世代への継承
②幅広い分野・地域との連携による農林水産業・農山漁村の再生
③国内外の新たな需要に即した農林水産業の実現
という賞をいただいたのですが、きっかけは遡ること’22年夏。
この手の事業に手を挙げたことがなく、対外的な評価を確認する機会もなかったので、自分たちの活動が外から見るとどう評価されるのか、ものは試しに応募してみようと、どういう催し物か大して調べもせずにエントリーしてしまったのですが、それ以降待てど暮らせど結果連絡もなく、「あ〜ダメだったかな」と思っていたところ11月末に農水省から一本のメールが!!!
「首相官邸で選定証授与式と交流会が開催されます」との一文にびっくり!!!
首相官邸といえば、そうテレビでよく見るこれです。
人生で一度でもこんなところに訪問して、さらに現役総理大臣にお会いするなんて想像もしていませんでしたが、これは大変なことだと、(当初は2名参加可能ということだったので)あらば食堂で働く地域のお母さんをお誘いしたのですが「荷が重い」とか「恐れ多い」というなんとも謙虚なリアクション😅
そんなやり取りをしている間に結局、コロナ禍を考慮して1名参加に絞られてしまったので、一人で参加してきました。
セキュリティ面とイベント進行面を考慮してか、農水省指定のホテルに宿泊し、早朝6時にお迎えのバスで農水省に向かい、交流会の流れについて説明を受け、またバスに乗り込んでいざ首相官邸へ。
官邸内は撮影禁止だったので、交流会の様子をお見せできずに残念ですが、何人もいた警備員の方にご挨拶して、よく囲み取材で見るエントランスを通り、会場入り。
分刻みの岸田首相のスケジュールに合わせてリハーサルや式典は滞りなく行われましたが、これだけの人が関わるイベントを遅れることもなく進行する農水省の方々の段取り力には驚かされました。
交流会では、選定された他地域の方々との交流もあり、素晴らしい活動されている方々ばかりで、素敵な出会いもあり、非常に貴重な経験をさせていただきました。
何かに没頭したり、成功の道を歩んでいる人たちの眼差しや振る舞いに刺激を受け、自分の未熟さを感じながらも大変勉強になる機会でした。
さて、選定団体同士の交流が有意義だったのはもちろんですが、交流会に参加して驚いたのは、岸田首相や野村農水大臣などに自分たちの事業について紹介できる時間を頂けたことです。
ただ、さすが国のトップ、首相はお忙しい。
分刻みで1団体あたりに何十秒対面できるか、首相のスケジュールを軸に8テーブルの時間割が決められ、流動的に割り当て時間が変化していく状況でしたが、E’more秋名について岸田首相にお話できた時間は40秒ほど。
それでもしっかりとパンフレットを見ながら、耳を傾け、コメントもしてくださいました。
とにかく限られた時間でしたので、「奄美から来たこと」、「島料理などを通して暮らしを伝えていること」の2点だけは伝えようと思いました。
一気に40近くの事例をお聞きになっていたので、さすがに記憶に留めていただくのは難しいとは思いますが、「島料理美味しそうだねえ」と反応してくださいました。
まだまだE’more秋名の活動は道半ばであり、決して成功していると言える段階あるとは思っていませんが、このような機会をいただけることは励みになります。
なにより嬉しかったのは、島に帰ってから、E’more秋名の関係者はもちろん、このニュースを目にして下さったお客様や島の方々が喜んでくださる様子を目にすることが出来たこと。
一方でこんな場に居ながらも、交流会リハーサル中、待ち時間にぼんやりと首相官邸の高い天井を見上げながら考えていたこと。
それは、「50年後も子供達が住みたい地域であってほしい」と願う私たちの活動は、果たしてどういう取り組みをすることでそこに一歩近づくことができるのか、どういう貢献の仕方ができるのかということ。
2022年の最後にとても有難い機会を頂きましたがこれに浮つくことなく、2023年は今一度、襟を正し、地域や子供達との関わり方を問い直しながら、「50年後も子供達が住みたいと思う地域」に貢献できる一歩を進められる年にしたいと思います。
そんなE’more秋名をどうぞ2023年もよろしくお願いいたします。